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Book

アイデアのつくり方」を読み直した。はじめて読んだのは、2015年(大学3年)で起業のアイデアを探していたときだったと思う。アイデアを出す仕事?に関わってきたので、今だとどう感じるかを知りたくて読み直した。

TL;DR

  • 60分ぐらいでアイデアを得るプロセスを知りたい人にはおすすめ
  • インプットとアウトプットをし尽くしたあとに良いアイデアが浮かぶ
  • 大切なのは、普段からの何気ないインプット

読む前の問い

読了後に良いアイデアを出せるような方法が分かっていれば、この本に期待した結果を得られるので、下記のような問いを持って読んだ。  

  • アイデアとはなにか
  • アイデアをどうやって手に入れるのか

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ

この言葉自体は色々なところで引用されていてよく目にするにもかかわらず、実際にアイデアを求めていたり、他人のアイデアを聞いたときに忘れがち。◯◯と☓☓と掛け合わせたらおもしろいんじゃないか?という考え自体がアイデアであるということなのだが、他人から聞いたとき or なにかで読んだときに「◯◯と☓☓と掛け合わせただけじゃん」とか思いがちなのは直したい。自分でアイデアを出すときもなにか新しい機能やサービスが浮かぶはずとか思っていたり、突拍子もないものが降ってくるはずという前提で考え始めてしまうので、今あるものとなにかを組み合わせてみるとどうなるだろうかという思考回路を持ちたい。

アイデアを手に入れるには、調べて寝かせること

この本では、下記プロセスを得ることでアイデアが形になると主張している。

  1. 資料の収集(問題に関係があるものと一般教養のような問題とは直接に関係のないもの)
  2. 資料の咀嚼(資料どうしの関連を考えて生まれるアイデアを書き留める)
  3. 放っておく(想像力や感情を刺激するものに触れる)
  4. アイデアが降ってくる
  5. アイデアの具体化と他社からの批判を受ける

個人的に難しいなと思うところは、仕事上で1をどこまでやるか(期限をどう切るか)と4が現れないときにどうするかということ。1の問題は期限をきって期限内にできる限りやるだけなのでしょうがないが、アイデアが降ってこない問題は2を飛ばしていたり、今詰まったまま1や2を続けているのに問題があるのかもしれない。ただ、仕事上、アイデアの提出に期限がきられているものはどうしてもアイデアが降りてこない怖さと向き合うことになり、放っておくのはなかなか難しい。この本だとプロセス自体の詳細が詳しく書かれているわけではないので、実際にやってみると分かる大変さな気がする。アイデアが降ってこない→放っておく→提出できないという状態になるのは、1か2が足りない可能性が高そうだが、そこで戻る時間があるかと言われると・・・という感じになってしまうのがつらい。ここを解決するためには、上司・同僚・友人等に壁打ち等で整理してもらう必要があるのかもしれない。  
最初に読んだときに気が付かなかったというか読めていなかったのは、1がインプットで2はアウトプットだということ。もし、なにかのKPIの改善案だしてという話になったときに、現状の整理・課題の特定等した後に解決策を出すが、解決案を調べるまでが1のプロセスで、2のプロセスは調べたものから解決策のブレスト(組み合わせ等)を色々してみて書き留めるまでになる。メモでも良いから、調査後にアウトプットしておかないと3〜4のプロセスが意味を成さないと思っている。2で解決策のアイデアを出し切った結果、3と4でアイデアが現れ(2で出たものと同じものの可能性もある)、5でそれを洗練させることができる。調査して満足してしまい、2をすっ飛ばして、アイデアを待つという愚行を犯しがちなので気をつけたい。  

今までちょっとした企画書や仕様書を何度も書いてきたが、その度に普段からのインプットが足りないことで苦しんだり、アイデアが採用された後でもっと良いものを他のインプットによって得ることもあり、普段のインプットの大切さを知る。自分の知り合いの範囲でも良いクリエイティブを作る人は圧倒的にインプットの量が多い。本書でも触れられているが、課題があって始めてインプットすることで得られるものも多いが、普段からのインプットによって掛け算の幅が大きくことなるので、どんなことにでも興味を持ってメモを取る習慣をつけることが良いアイデアを出すためには必要不可欠。
 
 
読み直してよかった。あと、書評は考えがまとまるのでとても良い。大変だが続けたい。

(おまけ)目次

序――ウィリアム・バーンバック
日本の読者のみなさんに
まえがき
この考察をはじめたいきさつ
経験による公式
パレートの学説
心を訓練すること
既存の要素を組み合わせること
アイデアは新しい組み合わせである
心の消化過程
つねにそれを考えていること
最後の段階
ニ、三の追記
解説――竹内 均
訳者あとがき
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